税金は払わなかったら実際どうなるの?
「税金の支払いは少し遅れても大丈夫でしょ」とか、
「少額だし、バレることはない」などと楽観視していませんか?
期限を過ぎても支払わずに放って置いたとき、
いま働いている会社にバレてしまい、毎月の給料もまともにもらえなくなるかもしれません。
そうなると暮らしに大きく影響し、人生が狂ってしまいます。
ここでは、税金を払わなかったとき実際にどうなるのか、どうして会社にバレるのか、理由もあわせてわかりやすく解説していきます。
税金を払わなかったら?
期限までに決められた税金を払わなかったとき、国に財産を確保されてしまいます。
国は税金を払っていない人(滞納者)から、強制的に税金を回収するために、その人が持っている財産を確認して不自由にする措置を行います。
これを「差押え(さしおさえ)」と呼びます。
差押えが行われると、
決められた金額を払い終えるまで、その財産は自由に使うことはできません。
差押えの対象となる財産はいろいろありますが、主に3つ。
最悪のケースでは、
いま住んでいる家を強制的に売却されてしまうこともあります。
今日まで住んでいた家に明日から住めなくなるかもしれません。
帰る場所がなくなるの・・・!?
恐ろしいですね。
それでは、差押えが行われるまでの実際の流れを見ていきましょう。
差押えまでの流れ
ステップ1 督促状が届く
税金の支払い期限を過ぎてから、だいたい20日以内に督促状が送られてきます。
かんたんに言うと、
「払っていない税金がありますよ。
はやく払ってね。」ということです。
ステップ2 催告書が届く
督促状が届いてから、それでも支払わずに約1か月を過ぎたころに
次は催告書が届きます。
かんたんに言うと、
「はやく払わないと大変なことになるよ。
」ということです。
ステップ3 差押予告書が届く
催告書が届いてから、それでも支払わずに約1か月を過ぎたころには
とうとう差押予告書が届きます。
「 まもなく差し押さえを行うよ!」
ということです。
ステップ4 「財産」「身辺」調査に来ます
差押予告書の期日が過ぎると、財産や身辺の調査が行われます。
支払うことができる能力や財産があるのかどうか、
「銀行口座の預金」や「会社の給与」「住まい」などが調べられます。
ステップ5 差押えで不自由に
差押えが実行されてしまいます。
支払いできていない税金の金額だけではなく、更に延滞料などが追加されます。
支払いが完了するまで財産を自由に使用することはできません。
最短10日で差押えとは?
最短10日で差押えってホント?
上記の差押えまでの流れの期間についてはあくまでも目安です。
「督促状を発行した日から起算して10日が経過した日までに」支払いが完了していなければ差押えができると法律で定められています。(国税徴収法 第47条)
会社にバレるのは会社に通知が届くから
会社にバレる理由は意外とかんたん。
「会社の給与」が差押えの対象に選ばれたとき、滞納者へ差押えの通知が届くのではありません。
給与を支払っている会社へ差押え命令の書類が直接届きます。
よって会社に知らされることになります。
まとめ
暮らしを守るためにも期限までに必ず支払おう♪
「税金の支払いが遅れることは本当に危ないんだ!」と危機感を感じていただけましたら幸いです。
副業を始めるとき、収入源が増えるとき、税金の支払いは避けることができません。
税金の支払いが遅れることで本当に取り返しのつかない事態に巻き込まれてしまうかもしれません。
安心した暮らしを送るためにも、決められた税金は必ず期限までに支払うようにしましょう。
それでは、また!